6月の読了本 | うさぎの本棚

6月の読了本

5月末に体調不良になり、6月中頃までいまひとつ
復調できなかったため、ほとんど読書ができなかった。

   古道具中野商店/川上 弘美/新潮社
  ○遺失物管理所/ジークフリート・レンツ/新潮社
   子育て主婦の公認会計士合格記/小長谷 敦子/中経出版
   『恐怖の報酬』日記/恩田 陸/講談社
  ○タイムトラベラーズ・ワイフ 上/オードリー・ニッフェネガー/ランダムハウス講談社
  ○タイムトラベラーズ・ワイフ 下/オードリー・ニッフェネガー/ランダムハウス講談社
   絵でがみブック/杉浦 さやか/KKベストセラーズ
  ◎スノードーム/アレックス・シアラー/求龍堂

本を読むのが精一杯でなかなか感想アップできないので、
ひとまとめにしてしまった…。『スノードーム』は文字が大きく
子ども向けかと思ったが、人間の心のなかの深いところが描かれていて
大人でも楽しめる(感想できる)内容だった。これはオススメ!

感想アップはそのうち、時間をみつけてマイペースで…。

そういえば、『ほぼ日刊イトイ新聞』の『保坂和志さんの経験論』という
コーナーで、

「小説をおもしろく読むこと」とは逆になる観点は、どんなものだと思いますか?
という質問に対して、保坂さんが答えていた内容。

小説を読むための敵があるとするなら、
「わかったように、評論家のようにまとめてしまうこと」なんです。
だから、インターネットで読者レビューというものを見かけると、
「それ書くヒマがあるなら、本を読んだほうがいいよ」と思います。

中略

小説家にとっていちばん真摯に受けとめたい読者は、
レビューを書く人ではなくて「ただただちゃんと読む人」なんです。
評価しようという読みかたはだめだし、
読んだあとにすぐにレビューを書こうと思う読みかたもだめなんです。
読むことと書くことはやっぱり別なんです。


私の場合、書評ではなくて、自分の感想を書いているので、
日記の一部のようなものなのだけど、それでもいざ書こうとすると
それなりに時間がかかる。だから、読書時間さえなかなかとれない時には
どうしても感想があとまわしになってしまうのだ。
(ちょっと言い訳してみた)